黄斑変性症は「目の生活習慣病」

50歳以上では100人に1人の割合で発症

黄斑変性症は、50歳以上では100人に1人程の割合で発症していると言われていて、60～70歳代の中高年の方に多くみられます。

欧米では失明原因の第1位と言われるほど多い病気ですが、日本人には珍しい病気と考えられていました。けれども、高齢化や目の健康に影響を与える環境の変化、食生活の欧米化などによって近年増加傾向にあり、中途失明の原因の上位になってきています。

加齢黄斑変性症の見え方

加齢黄斑変性症は「目の生活習慣病」とも呼ばれます。

喫煙者は吸わない人に比べて3～4倍も発生率が高く、また肥満の人もそうでない人に比べて2倍も危険性が高いという報告があるそうです。
黄斑変性症の予防の為にも、以下の３つの点に気をつけましょう。

禁煙

肥満の解消

紫外線（青色光線）を避ける

黄斑変性症の予防に効く食生活

黄斑変性症は「目の生活習慣病」と言われるだけあって、予防の為には食生活も大事になります。
野菜や果物に多く含まれる、ビタミンA、C、Eやカロテンなどには酸化を押さえる効果があり、特にブロッコリーやほうれん草に豊富な「ルテイン」には黄斑を守る色素の成分になると言われています。また魚に多く含まれるEPA、DHAなども効果が期待出来る栄養素です。