レンズの選び方
レンズにはUVカット、青色光線カット、汚れ防止や傷に強いコーティング、素材の違いなどざまざまな違いがあります。光から目を守るという以外にも快適に過ごしていただくための機能は様々です。
用途にあわせて、最も使いやすく快適なレンズを選ぶことができるよう、お手伝いいたします。
レンズの機能
可視光線透過率
可視光線透過率とは、レンズを透過する光の割合です。
濃く暗いカラーのレンズは光線透過率が低くなり、薄く明るいカラーのレンズは逆に高い数値になります。ちなみに目が見えない程 色濃いレンズはおおむね可視光線透過率は10%前後位です。
▼透過率と、利用シーン
100〜75% | 夜間運転に適している |
70〜40% | 目が透けて見えるため、目の動きや表情がわかる |
30〜10% | 日中や日差しの強い日に適している |
紫外線透過率
紫外線が何%透過するかを表すものです。日本ではJIS規格で必ずサングラスに表示しなければならないことになっており、サングラスとうたわれているものは標準で99%の紫外線カット率です。
当店の全てのサングラスの商品詳細ページには、紫外線カット率を表示しております。
レンズの色の濃さ
室内用のメガネは、無色透明な方が文字が見やすいですが、まぶしさを防ぐためにはブルーライトカット率や可視光線カット率も関係してきます。レンズの性能で選びましょう。
屋外で使用するサングラスは、効果的に紫外線をカットする薄い色のサングラスをおすすめしています。
普段からサングラスを掛け慣れていない方は、目の見えないほど濃い色のサングラスを掛けることに抵抗があるかと思います。 また色が濃いだけで紫外線カットの機能のないレンズの使用は、かえって目を悪くする恐れもあります。
そんな方にはレンズのカラーが濃くない「薄い色の紫外線カットサングラス」がおすすめです。
瞳孔を必要以上に広げることも無く、安心して目を守る事が出来ます。
レンズカラーの特性
一般的なレンズカラーの特性をご紹介します。
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■スモーク
自然の色調を失わずナチュラルな色彩を確保。
サングラスとして最もベーシックなレンズカラーです。晴天用として日差しの強い日に特に適しています。 -
■イエロー
朝・夕・曇天や渓流・源流など光量変化が多く視界が薄暗い時の使用に適しています。
水面の反射・ギラつきを取り除き視界を明るくします。赤色を透過し青色を抑えモヤ・カスミの状況でもシャープな視界を確保します。 -
■レッド
明るさと赤色を調整し肉眼で認識する暖色系のコントラストを鮮明に写し、特に光量不足の状況で、対象物を的確に見える効果があります。
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■シルバーミラーコートレンズ
シルバーミラーコートは更に眩しさを軽減し、より鮮明な視界を確保できギラつく光をより一層防ぎます。強烈な光の条件下での強い日差しを避け、なおかつ乱反射を抑えて水中を見る時に適しています。
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■グリーンスモーク
強い日差しでも対象物のコントラストを整え、クリアな視界が確保され水中を見るときに適しています。見え方が最も自然で一日中かけていても違和感が無く疲れません。
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■ブラウン
コントラストが強められる為、朝方、夕方、曇りなど比較的光量が不十分な時でも使え、視界が確保できます。
全天候用として適するレンズカラーです。
可視光線透過率別 おすすめサングラス
可視光線透過率 80
可視光線透過率80%のサングラス。透明サングラス、クリアレンズでも紫外線や青色光線をしっかりとカット、眩しい光を優しい光に減光してくれます。
可視光線透過率 | 80% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 38% (※レンズカラー HYDEクリア) |
可視光線透過率 | 80% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 38% (※レンズカラー HYDEクリア) |
可視光線透過率 75
可視光線透過率75%のサングラス。夜間運転可能、高いコントラスト効果で路面等の状況をハッキリと見える、夜用ドライブに向きます。
可視光線透過率 | 76% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 55% (※レンズカラー HYDEナイトイエロー) |
可視光線透過率 | 76% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 55% (※レンズカラー HYDEナイトイエロー) |
可視光線透過率 50
可視光線透過率50%のサングラス。眩しさを抑えながらも暗すぎない、普段使いできるレンズカラーの濃さ。室外でも室内でも違和感なく掛けられます。
可視光線透過率 | 59% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 53% (※レンズカラー HYDEライトスモーク) |
可視光線透過率 | 59% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 53% (※レンズカラー HYDEライトスモーク) |
可視光線透過率 | 50% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 58% (※レンズカラー HYDEスモーク) |
可視光線透過率 30
可視光線透過率30%のサングラス。眩しい光に強く、真夏のギラつく日差しからも目を守ってくれます。日中で屋外での使用に向くサングラスです。
可視光線透過率 | 32% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 92% (※レンズカラー ライトブラウン) |
可視光線透過率 | 34% |
UVカット率 | 99%以上 |
青色光線カット率 | 74% (※レンズカラー HYDE クールグレー) |
可視光線透過率 10
可視光線透過率10%のサングラス。眩しい光にとても強いカラー濃度、掛けると相手からは殆ど目は見えません。日中で屋外での使用に向くサングラスです。
可視光線透過率 | 12% |
UVカット率 | 99%以上 |
(※レンズカラー 6127 スモークグリーン) |
主な取り扱い 3つのレンズメーカー
当店では、眼病予防と目的に合わせて3社のレンズメーカーから、適切なレンズを組み合わせてご提案しております。
ただし、お使いになる目的や症状によっては他のレンズと組み合わせることも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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スタンダードモデル
ニコンレンズ
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透明度の高い、度入り青色光線カット
無色レンズ同等のクリアさを実現したブルーライトカットレンズ。HYDE(ハイド)レンズよりも透明度が高く、度付きにも対応しています。レンズの色を気にされる方はこちらをおすすめします。
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スタンダードモデル
HYDEレンズ
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薄色のレンズカラーでも
青色光線を効果的にカット独自の特殊金属系コーティング技術により紫外線・青色光線を効果的にカット。薄色のレンズカラーでも眩しくなく、眼精疲労を引き起こす光から目を守ります。
度付きには対応していませんがコンタクトの方がPC用として使われる場合には、青色光線カット率が高いクリアレンズをおすすめ。カラーレンズは屋外でのサングラスとしておすすめです。
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ハイエンドモデル
東海光学レンズ
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青色光線と近赤外線をカットする
『ルティーナ』シリーズ独自のルティーナ素材をレンズ内部に練り込み有害な光HEVを約94%カット、眼内のルテインを守るレンズです。
視力の弱い方や眼病予防に向けたラインナップが幅広く、単焦点や遠近両用などの機能性が高いレンズです。当店では眼(網膜)の健康を維持するために研究されたルティーナシリーズを主に採用しています。
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レンズの寿命
レンズにも寿命があるって、ご存知でしたか?
1つめはレンズの度数があわなくなった時。2つ目は、傷つきやコートの剥がれなどレンズの劣化を感じた時が、交換の合図です。
目の変化により度数が変わってくると「何だか見えにくくなったな」「疲れがひどくなったな」と感じ始めた時には、ぜひ再度眼科で処方箋を調べてもらってください。視力にあったレンズに新調することで快適にお過ごしいただけます。
また、レンズはデリケートなものなので、日々使っていると細かい傷がついたり、紫外線による色焼けなども起きます。コーティングも徐々に劣化してきます。レンズコートは非常に薄い皮膜なので、強くゴシゴシこすると劣化しやすいのです。特にHYDEレンズはそうです。
通常は2〜3年経つと検討する頃とも言われますが、もちろん使い方によっては2〜3年経ってもきれいな方もいらっしゃいます。使用状況に変わりますが、当店ではレンズ交換(有料)も行っておりますので気軽にご相談ください。